深層混合処理工法 盛岡市高松
盛岡市高松で深層混合処理工法を行いました。
元々、山を切土した土地で、支持地盤が傾斜しています。
ですので、6~8mの柱状改良体を地中に形成します。
今回は、建物自体が大きく、施工日数が掛かりますので、
地盤改良機を2台投入し、施工を行います。
通常、改良機2台施工だと、ミキシングプラント2台
必要ですが、1台で施工することができるようにプラントを改良し、施工を行っています。それにより、施工人員の効率化、作業展開スペースの縮小をしています。2台とも自社施工だからできることなんですがね。
下の物は、セメント系固化材という、地盤改良に
使用する材料です。
重さ、1つ1トン(1000kg)あります。
この固化材を、プラントにて水と混ぜて、改良機を通じ地中に注入し、土と混合撹拌して、改良体を形成します。
上は固化材のタグになります。この 太平洋セメントの
ジオセット200
というのは、六価クロム 溶出量低減型の固化剤になります。
天然資源を原料として製造されるセメントやセメント系固化材には、自然界に広く存在する天然鉱物の重金属(クロム等)が、極微量ながら含まれております。
その為、セメントやセメント系固化材を用いた改良土からは、土質配合条件によっては六価クロム溶出量が土壌環境基準(0.05mg/l)を超える濃度で溶出することが、
まれにあります。こうした、改良土からの溶出量が土壌環境基準を超えてしまうような土を総称して特殊土と呼びます。
太平洋セメントHPより引用
最近ではGS200のような六価クロム 溶出量低減型の
固化剤を使い、事前に土との室内配合試験を行って、
六価クロムの溶出が無いか確認してから
施工を行う現場も増えてきています。
杭頭処理をした後の、改良体になります。
これらが1本1本が建物を支え続けます。
今回の現場の動画はこちら
(株)盛工業 代表取締役 住宅地盤技士 浅沼 盛一
ご質問、お問い合わせは
こちらから
http://sakari-k.co.jp/?page=menu5
http://sakari-k.co.jp/ sakari@sakari-k.com