地盤改良施工写真と解説 株式会社 盛工業 http://sakari-k.co.jp/

深層混合処理工法・浅層混合処理工法・話題の環境パイル工法・鋼管圧入工法などの地盤改良工法の施工についてを説明解説していきます。

環境パイルS工法 盛岡市緑ヶ丘

 盛岡市緑ヶ丘にて環境パイルS工法の施工を行いました。

この現場は、地盤調査を基に設計され、8.0m~9.0mの地盤補強材を地中に打設します。

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上のような地盤補強材を設計長9.0mのポイントは5.0mと4.0mの補強材をジョイントして、設計長8.0mのポイントは5.0mと3.0mの補強材をジョイントして地中に圧入していきます。

 

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 地盤補強材は、AQ認証とエコマーク認証を受けた材料になります。

この、環境パイル工法は 兼松日産農林株式会社が第三者機関から性能証明を受けた工法 <㈶日本建築総合試験所 性能証明09-07改>であり、

弊社 株式会社盛工業(さかりこうぎょう)が岩手県では唯一この工法を行っている施工会社になります。

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表面が固いので、オーガーを使い先行掘削をします。500~1000mm

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先行掘削した穴に地盤補強材を入れ、補強材がずれない様に逃げ杭との寸法を確認しながら、無回転にて圧入していきます。

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水平器をあて、鉛直も確認します。

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一本目打設後ジョイントを取り付け、二本目と接続します。

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接続後、また無回転圧入していきます。

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重機の押す力だけでは、圧入力(kN)が高くなると、重機自体が持ち上がって、所定の高さまで押し込むことができませんので、脇のオーガーを固い層まで差し込み重機が持ち上がらないようにし、オーガーとの反力で押し込みます。

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設計通りの高さで補強材天端を納め、かつ設計以上の圧入力を満たしていれば打ち止めとなります。

高止まりした補強材に関しては、チェーンソーにてカットし、切り口に防腐剤を塗り、専用のキャップをかぶせて補強材頭の処理完了となります。

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環境パイル工法の一連の流れの説明でした。

 

株式会社 盛工業 代表取締役 住宅地盤技士 浅沼 盛一

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