深層混合処理工法 宮城県登米市
行いました。
施工的な条件、土質、支持地盤にも問題なく、
スムーズに施工ができました。
今回は土質のpH値の事について触れたいと
思います。
柱状改良や表層改良では施工前にpH試験という、
土のpH値の検査をします。
土壌酸度測定器(pH測定器)を使って確認します。
中性(酸性側でもアルカリ性側でもない)はpH値7を
指します。
pH値7より小さい値だと、酸性、大きい値だと
アルカリ性になります。1m毎に検査します。
私が見てきた限り、砂質土・礫質土・粘性土などの土は
だいたい、pH5~7くらいに収まっています。
腐植土・高有機質土はpH4以下の強酸性の値を
示します。(めったにありませんが、、、)
腐植度は土が臭いです。
pH4以下の土になると、柱状改良や表層改良といったセメント系固化材を使った地盤補強工法では必要な強度が得られない可能性が出てきます。
固化状況が悪くなってきます。
そのような地域の場合、事前に室内配合試験を行い、固化材の種類や添加量(1m3に何kgの固化剤を入れるか)を確認するか、別な工法を検討します。
柱状改良をして、セメントミルクと土が完全に
混ざれば、化学反応を起こし、固化しながら、
強アルカリ性になります。
強アルカリ性になると、pH測定器のハリが
降り切れんばかりに右側(強アルカリ側)に振れます。
アルカリ反応しているかどうかは、このpH測定器の
他に、フェノールフタレインという試薬で
検査ができます。
この液体を掛けると、土が紫色に変色します。
アルカリ性が強ければ強いほど、
この紫色は濃く出てきます。
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代表取締役 浅沼 盛一