深層混合処理工法(柱状改良)盛岡市津志田
盛岡市津志田で深層混合処理工法の施工を行いました。
L型擁壁を入れて、土を盛った新規造成の現場になります。
こういう現場の地盤改良は圧入する際、かなりの土圧が四方にかかりますので、
擁壁が近いと土圧で外側に押したり、開いたりしてしまうという事がまれにあります。
擁壁のベースにあたってしまうと動くのはは
もちろんですが、あたらなくても土圧で
押してしまうという事は起こりえます。
では、施工側としてはどうすればいいのか?
配置は、擁壁外側より、1,300mm離れです。
その位置に打設します。
完全に、擁壁のベースにあたるのであれば、
打設できませんので、
○建物の配置を変更していただく。(一番の安全策)
○内側に偏芯して、基礎ベース広げて対応していただく。等々
擁壁のベースには当たらないが、近いので土圧で擁壁が動くかもしれない。
○内側に偏芯して、基礎ベースを広げて対応していただく。
○打設箇所の内側を掘るもしくは空堀りし、
打設時に土圧を空堀りした内側にかかるようにし、
なるべく擁壁側に土圧がかからないようにする。
○擁壁平行ラインを時間を置いてから打設する。
などなど対策はあるのですが、どれも完壁ではありません。
今回は、打設箇所の内側を空堀りし、その後、
本打設し、土圧を内側に逃がしてなるべく
擁壁側に土圧がかからないように
対策を取りました。
なんとか、大丈夫だったようです。
かなり気を使います。
(株)盛工業 代表取締役 住宅地盤技士 浅沼 盛一
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